ブログランキング第3位のかわちゃん先生が、
「サトルのDANDAN日記」の中で、スウェイについて書いてます。
たぶん、みんな「正しい」と思うよね!!
おそらく「矛盾点」に気づく人は、少ないと思う。
「飛行機の傾き」を使ってスウェイを表現する例は、よく耳にしますが
教える側の矛盾点に気づいて、生徒が「おかしい!」と声を上げたら、
その生徒は、大抵は「ぶっ潰される」ような気がします。
理由は、すごく簡単です。
右を低くして、左を高くすると、飛行機は右旋回します。
ダンスで言えば、(前進の)ナチュラルターンですね。
ここまでは、誰も理解して納得するので、
「この先生!すごい! さすがプロ!」となります。
生徒は、先生の言うことは「すべて正しい」と思い込みます。
そこが落とし穴。 そこから誤解が生まれる。
飛行機がまっすぐ飛んでるときは、
「真下に向かって、骨盤で椅子を押している」
はずです。 左の図ですね。
飛行機が右(ナチュラル系の)旋回を始めたら
乗客のカラダは右に傾きます。
その際、乗客の骨盤は、どうなってますか?
「左斜め下(外側)に向かって、骨盤で椅子を押している」
ことになるはずです。(気づかないかもしれないけど)
冷静に考えてみれば、わかります。
もしも、右旋回で、左骨盤が浮き上がり、
右旋回で、右骨盤が浮き上がり、
交互の旋回で、骨盤全体が宙に浮いたしたら
それは「ヒコーキ」ではなく「屁コーキ」です。
あり得ません。
なぜ、これがダメなのか??
答えは簡単です。
カラダを右に傾けると、左の骨盤が吊り上がり
右にカラダを傾けると、右の骨盤が吊り上がる。
骨盤まわりの筋肉で上半身をひっぱりあげて
カラダに傾きを作ったら、骨盤はそのようになるはずです。
それは「ヒコーキ」ではなく「屁コーキ」です。
この方法で踊ると、骨盤が「回転の内側」に入り込むので
「社交ダンスのターンは、内回りが逃げたところに、外周りが入り込む」
とかいって教えれば、「この先生、すげぇな!」ってことになるのですが、
やってることが、根本的に間違ってるような気がします。
旋回時に、骨盤で床を押す時に得られる「重力+遠心力」という人間の感性を完全に排除して、
断片的な矛盾した価値観を生徒に押しつけて、繊細な感覚の持ち主を「叩き出す」ような教え方。
「初心者」なのか「中上級者」なのかと言う話じゃない。
このあたりから、矛盾だらけだとすれば、
それに気づいた若い人が寄りつかないのは、
大部分が、プロ教師の責任のような気がします。
...夜の投稿は珍しいけど、取り急ぎ!...
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