久々に、オンライン・ミーティング!
といえば、耳障りがいいけど、
実際は、メールで、ちょこっと文章を送っただけ。
昨日アップした、
「クビがまったくブレない動画」
についての考察。
「しっかり立って、ブレを少なくする」
のと
「動かないポイント(軸基点)を作る」
のとは、
根本的に、いったい何処が違うのか?
こういうのを、だれかに、質問されても、
すぐに即答、できたらいいね!
・・・と。
これは、スキーの「ウェーデルン」という滑り方。
動画は、30年前の古いものを選んでみました。
クビから上は、まったくブレていません。
足(スキー板)で雪面を強く踏み込んで
体重を安定させています。
このとき、胸よりも上、
クビやアタマは、ほとんど動いていません。
この時に行なっている「動作」は、
「クビのブレを少なくする」
なのか
「クビに、動かない軸基点を作る」
なのか、
どちらでしょうか?
違いを、考えてみる必要があります。
もし、「クビのブレを少なくする」ために
強く雪を踏むのであれば
アタマの真下に足がある状態で
強く体重を掛けるはず。
ところが、「ウェーデルン」は違う。
足が「アタマから一番遠い位置」で、
雪面に、強く体重を掛けています。
足が、アタマの真下にあるときは、
スキー板は浮いていて、
雪面には、まったく体重が掛かってません。
このことからも、
「クビに、動かない軸基点を作る」
ために、雪面を強く踏んでいる
・・・と考えられるかと思います。
ここで、昨日の競技選手の動画
この選手はまったく、クビがぶれていません。
じゃぁ、この選手は、
「クビのブレを少なくしている」
のでしょうか?
「クビに、動かない軸基点を作っている」
のでしょうか?
体重移動の際の、
床への踏み込みが強くなるタイミング
から考察すれば、
どちらかの、区別が付くと思います。
床を踏み込むことによって
「クビやアタマのブレを止める」
のであれば、アタマの真下で
床を踏み込めば良い。
だけど、そうでなはく
「クビやアタマに、動かないポイント(軸基点)を作るために、床を踏む」
のであれば、アタマから離れた位置で、床を踏んだ方が効果的。
足の上をボディを通過するときは、体重を掛けずに通過する。
ただ、漠然と
「動画の人、クビ動いてないね」
「ほんとだね!」
で終わってしまえば、それまでだけど
それでいいのだろうか?
指導方法というか、教え方によっては、
カラダの使い方
体重の掛け方、重心の移動、
フットワークといったものが
すべてにおいて「逆」になる。
昔の日本の社交ダンスは、
スキーで言えば「ボーゲン」の動き。
めいっぱい内股で雪を踏むことで、
「クビのブレを少なくしてる」
だけど、動画の競技選手は違う。
スキーでいえば「ウェーデルン」
雪を踏むことで、「軸基点」を作っている。
「ボーゲン」と「ウェーデルン」では、
やってることは、明らかに違うはず。
「どっちも同じ」であろうはずがない。
じゃぁ、ダンスの動画の動きは、どっちだ?
そんな議論が始ってもよさそうなものだけど
日本では、そんな議論、絶対に起きない!!
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