タイトル「4スタンス理論の欠陥(検証不足か?)」にするつもりだったけど、
「女性目線で語る、4スタンス理論の欠陥」の方が、
絶対に面白そうだし、多くの人に役に立つ
・・・そんな気がする。
いろんな場所で、いろんな男性と踊る女性の場合、
「必死に、先生の指導のとおりに踊る」
よりも、
「なにも考えずに、男性について行く」
ほうが綺麗に見える(結果的にはやく上達する)こともあるはず。
なぜだ!? おそらく、原因は、これ!
プロ教師は、ぜったいに教えない。

ペットボトルの持ち方で、
右手で、【A】と【B】両方やってみると
どっちかが「しっくりくるやり方」で
どっちかが「違和感のあるやり方」になると思います。
「4スタンス理論」では、これが立ち方に影響し、
【A】は、つま先側に重心を置くタイプ
【B】は、ヒール側に重心を置くタイプ
という扱いになります。
本来なら、男女のタイプの相違(A,B)で「極端な相性」が出てくるはずなのですが、
実際の社交ダンスでは、女性から「相性の違い」が問題視されることは、あまりありません。
それは、なぜか?
理由は簡単で
右手だと【A:肘固定】がしっくりきて
左手だと【B:手首固定】がしっくりくる
つまり、左右非対称な人が、
社交ダンスを踊る女性には、多いってことかな。
左右非対称になった場合、タイプ判定が出来なくなって
「バランスを取る手」よって判定結果がひっくり返るところが、
「4スタンス理論」の「致命的欠陥」だとも言えます。
高齢者は「左手でペットボトルを触る時点で違和感だらけ」
と言う人が多い(ともかく左手が動かない)んで、
社交ダンス全体が、そんな高齢者を前提として教える傾向がある。
でも、若い女性は、右手も左手も、同じように使えるから...
ラテンやってたら、むしろ左手の動きの方が繊細ですし。
この機会に、普段は気がつかない左手の動き、
右手と左手の違いを把握しておくべきだと思います。
あれ、左と右、違ってるわ! って.
なので、そんなわけで、
ペットボトルを持ったときに、
右手【A:肘固定】、左手【B:手首固定】の判定結果になった女性の人は、
どんなタイプの男性とでも踊れます。
Aタイプの男性は、右手・右ボディを使い
Bタイプの男性は、左手・左ボディを使うので
なにも考えずに、適当に踊っていれば
Aタイプの男性にも、Bタイプの男性にも
それなりに、すんなり「適合」できてしまうんですね。
...というわけで、
このペットボトルを使った「タイプ判定」は
やっておいたほうがいいと思います。
両手ともにAとか、両手ともにBの人は、
その時点で、進路が決まったようなモノ。
でも、そういう人は少数派だと思います。
むしろ、多数派と思われる
右手【A:肘固定】、左手【B:手首固定】
という「左右非対称な判定結果」が出た女性は、
どちらのタイプの先生を「好み」と感じて
「好みのタイプの男性」について行けばいいと思います。
「A、B、両方のタイプの男性」を掛け持ちするときは、
ぼーーーっとして、漠然と踊らせて貰っていれば
おそらくは、流れに沿って淡々と上達するはずです。
逆に「A、B、両方のタイプの男性」のアドバイスを、
全部マジメに聞いてたら、矛盾だらけで理論崩壊。
ゴチャゴチャになって、上達が止まる可能性がある。
でも、一番良いのは、Aの男性と、Bの男性との
根本的な相違点を勉強して、把握し、
自分は、どっちのタイプの男性を選んだほうがいいのか?
好みでどちらかを自分で決めて、
そのタイプの男性(複数でも良い)についていくのが
一番の上達の近道だと思います。
わたしは、そう思います。
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