「4スタンス理論」には、盲点というか、致命的な弱点がある。
社交ダンスで4スタンス理論を勉強しても
「理解出来ずに、受け売りしてるだけ」になりかねない。
「人間のカラダの左と右の違い」と
「4スタンス理論」は、複雑に絡み合ってます。

写真の比較(背中の棒を押し下げる)では、
左足で立ったときは、バランスが崩れず
右足で立ったときは、バランスが崩れる。
左右非対称だけど、なぜ、そうなるか?
このことから、何が言えるのか?
普段から、左足側で立つことを基本とする人(左重心)は、
踝(くるぶし)に体重を乗せて、バランスを取ろうとする。
普段から、右足側で立つことを基本とする人(右重心)は、
ヒールを浮かしてつま先側で、バランスを取ろうとする。
つまり、ボディを垂直にして安定させようとすると
左重心は、ヒール側・踝(くるぶし)に重心
右重心は、つま先側に重心をとるのが、基本になってくる。
社交ダンスで、肘を真横に張って、ボディを固めて、
相手とボディコンタクトを取り続けようとすれば、
「典型的な右重心」になってしまうので、
バランスの崩れを防ぎ、ボディを垂直にしようとすれば
「つま先ツンツン立ち」になりやすいです。
(ハイヒールの女性は、体重がつま先に集中します)

「4スタンス理論」は、左右の違いについて触れていませんが、
右重心の立ち方だと、Aタイプになりやすく
左重心の立ち方だと、Bタイプになりやすいです。
Bタイプの人は、社交ダンスに向いている。
社交ダンスは、Bタイプの方が有利だと思う。
だけど、習う時は「先生選び」をしたほうがいい。
繊細な動きが相手に伝わるスタンダードにおいては、
Aタイプの先生とBタイプの生徒との相性は最悪だと思う
普段、左重心なのが、右重心になってしまうんですね。
結果、つま先ツンツン立ちになり、不安定になる。
そして、先生に叱られる。
なので、Bタイプの人は、先生選びを間違えると、
ほんとうに酷い目に遭う......そんな気がする。
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