馬術の用語に「フォッストロット」という言葉がある。
社交ダンスにも「フォックストロット」という言葉がある。
果たして、同じ語源なのか、別物なのか?
馬の歩き方・走り方は、速度によって、何種類かある
というか、速度によって歩き方が変化するらしい。
● walk(ウォーク/常歩/なみあし)
右後肢→右前肢 → 左後肢→左前肢
(同じ側の足→手)の順番で、手足が前に出る。
遅い(時速6.6km)けど、背中の揺れは少ない。
● 側対歩の trot(トロット/速歩/そくほ)
右後肢+右前肢 → 左後肢+左前肢
(同じ側の手足が連動)が交互に前に出る。
比較的速い(時速13km)けど、背中の揺れは大きい。
● 斜対歩の trot(トロット/速歩/そくほ)
左後肢+右前肢 → 右後肢+左前肢
(反対側の手足が連動)が交互に前に出る。
比較的速い(時速13km)けど、背中の揺れは大きい。
詳しくは、
馬を知ろう!>馬の歩き方(https://tanintl.com/plod.html)
に、動いている絵(gif)があります。

手足の連動からすると、いずれも、
「クロス」か「パラレル」、
どちらかに該当すると解釈できます。
でも、馬術用語には
「フォックス・トロット」というのがある。
常歩(walk)に近い「揺れの少なさ」でありながら
速歩(trot)に近い「速さ」が可能な歩き方。
まさに、両者の、良いとこどり。
ただし、この歩き方は、どんな馬でも
出来るのではなく、(1つの馬種を除いては)
「調教が必要」だったようです。
自動車という乗り物が無かった時代、
「フォックス・トロット」という歩き方が出来る馬は
貴重だったのかな。。。と言う気がする。
だとすれば、
馬の「フォックス・トロット」という歩き方、
調教によって、「クロス」と「パラレル」を
巧みに切り替えながら、歩いてるんじゃないか?
そんな推測が成り立ってきますよね。
じゃあ、どのタイミングで
「クロス」と「パラレル」を切り替えるのか?

こういう「手足の連動」を、切り替えていけば
背中の揺れやブレを極限まで減らしながら、
大きな歩幅で、滑らかに踊ることが可能になるのではないか?
少なくても、「クロス固定」や「パラレル固定」で踊るより
有利な踊りが出来るのでは無いか?
それには、馬の「調教」に該当する「練習」が必要だけど、
それが「フォックストロット」という踊りの特徴じゃ無いかと、
わたしは思ってたりする。
間違ってるかな?
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