社交ダンスのホールドを作る際に、
左右両方の「肘(ひじ)」を持ち上げます。
でも、肘を持ち上がると、腕全体が不安定になりやすい。
そして、肘を固定しようとしても、肘はブレやすい。
今回は、「上腕三頭筋」側(小指・肘側)の
「肘と背中の真ん中あたり」を
誰かに、指で軽く、押さえて貰いながら
肘を持ち上げていくと、どうなるか???

上腕の下(少し後方)を、指で押さえて貰って
肘を持ち上げたら、押さえて貰った指が離れてしまう。
なので、「押さえて貰っている指の方向」が、
「下→上」から「後ろ→前」に変化するように、
じわりじわりと、「前腕の肘側」にねじれを加えていく
(回内側)
そうすると、腕が軽くなり、肘はブレなくなる。
手首を動かさないようにして、
「前腕の肘側」のねじれを作ろうとすると、
手首よりも先っぽ、
てのひら・手の甲・指先の繊細な動きが、
カラダ全体、そして足の裏に伝わっていく。
腕全体に「いろんな方向の力」が生まれ、
それが複雑に交錯するので、
カラダ全体に、複雑な動きを創り出すことができる。
・・・みたいな感じかな。
この手の「腕の使い方」「腕の感覚」は、
社交ダンスの年数とかは、
あまり関係なさそうな気がします。
他のスポーツとか、他のダンスとか、
あるいは仕事などの日常生活の中での、
「腕の使い方」が大きく影響してくるはず。
腕には、たくさんの筋肉が絡み合っていて、
腕の筋肉の僅かな動きと、
足の裏のアーチは、確実に連動している。
「腕を持ち上げる」という動作だけでも
メチャクチャ奥が深いのが、社交ダンス。
・・・っととになるんだろうけどね。
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