今日のお題は「誤」。「誤解・誤読の権利」です。
教える側が言うことを、習う側が正しく解釈するか?
習う側が100%正確に理解すれば良いけれど、
半数以上の人が、誤解して、違う意味に解釈してしまうこともあるわけで。
社交ダンスの基本は
「ボールの上に、まっすぐに立つ」
と言われているけど、
社交ダンスは、常に動いているので
「ボールの真上を、上半身が通過する」は、
ほんの一瞬、おそらく、数百分の1秒くらいでしょう。
もっと言えば、
「両足を揃えて、ボールの真上に上半身がある瞬間」
なんて、まったく存在しない。
この事実に、あれっ!と思う人もいるはずです。
ここで、チェックしておきたいのが
「ボールで立つ」「ボールの上に立つ」
とという意味と
「ボールの上に乗る」「ボールの上に体重を置く」
「ボールで床を押す」「ボールで床に圧する」
は、同じ意味なのか? 違う意味のか??
・・・ということ。
この違いに対して、プロ教師と称する人は
触れないし、触れようとしない・・・はず。

【右】は、踝(くるぶし)の上に体重があって、
「踝(くるぶし)で踵(かかと)を踏んでいる」状態。
(言葉は、悪いけど、意味は伝わると思う)
【真ん中】は、
紛れもなく「ボールの上に体重を乗せている」。
足の裏のボールの部分で、床に圧を掛けている。
なので、「ボールの上に乗る」の表現なら、完璧に正解!
だけど「ボールの上に立っているか?」言えば疑問。
【左】は、前傾姿勢なので、ほとんどのプロ教師は、
問答無用でNG(悪い見本)だと教えるはず。
絶対に「ボールの上には、乗っていない」から。
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【真ん中】の立ち方は、
【左】の姿勢(踵に乗る)から、膝を緩める方法でも、
【右】の姿勢(前傾姿勢)から、上半身を起こす方法でも、
どちらの姿勢からでも、作ることが出来ます。
【左→真ん中】で作ったホールドも、
【右→真ん中】で作ったホールドも、
どちらも「ボールの上に乗る」条件はクリアしている。
だけど、両者は、足の使い方が違っている。
別の言い方をする と、両者は「立ち方」が違う。
だとすれば、両者ともに「ボールの上に立つ」という
条件をクリアしているのか?? ってこと。
両者の「立ち方」の違いは、片方の足を動かそうとしたときに、
ボディ全体の「動きの違い」として、出てくるはずだけど、
そういう違いに対して、「プロ教師」と称する人は、
まったく触れないし、触れようともしない。
常に動き続けている、社交ダンスに於いて
ボディが、足のボールの上を通過するのは、「ほんの一瞬」
その「一瞬」のために、多くのプロ教師の呼ばれる人たちは
「ボールの上に立て!」と指導しているのだろうか?
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