今日のお題は「前傾」からの展開。
まず、余談ですが、
宮本武蔵の「五輪書」に、こんな記述があるそうです。
「足のはこびやうの事、つまさきを少しうけて(浮かして)、
きびす(踵)をつよく踏むべし。」
この名文?迷文?では、
「踵(きびす/かかと)で床を踏む」ではなく
「○○で踵(きびす)を踏む」である点、要注意です。

「まっすぐ立つ練習ばかりしないで・・・」
「倒れる限界を知る」って書いてある。
でも、日本のスタンダードのプロ教師は、
(めいっぱい、最大限の)前傾で立つ
ということの重要性に関して、
まったく触れないし、触れようとしない。
なぜだろうか?
「触れない」理由は、プロ教師だけが知ってる。
最大限の前傾姿勢、倒れるか倒れないか、
ギリギリの状態で静止し続けようとするには、
踝(くふるし)に体重を掛けて、
踵(かかと)が浮き上がらないように、踵を踏んで、
土踏まずのアーチで、バランスを取れば良い。
つぎに、倒れる寸前のギリギリの前傾姿勢から
少しずつ、上半身が垂直になるまで、起こしていく。
上半身を起こすにつれ、骨盤は、前方に進んでいく。
膝は少し緩み、骨盤の位置は、つま先よりも前方にある。
この骨盤の位置で、「左足のスウィング」を掛けると、
最大の歩幅のナチュラルターンが得られる。。。ように思う。
踝(くるぶし)で踵(かかと)に体重を掛け続けいても
「踵(かかと)は床から浮いている」状態になる。
逆に、踵(かかと)を持ちあげて、つま先だけで立とうとすれば
おそらくは、前方にぶっ倒れる・・・と思う。

「倒れる手前のギリギリ」の位置から、左足を振り出すときには
左足を斜め下に向かって、振り出すのがポイント。
左足の足の裏が床と並行になるタイミングは、
左足がかなり前方に進んで、両足を開いた位置となる。
感覚的には、崖下に向かって、スウィングする感覚。
土踏まずのアーチが最大に効いてくるので、
「崖下」を意識すればするほど、ボディは急上昇する。
日本のプロ教師は、絶対に、こういうことは教えない。
日本の「教師資格」の「考え方」は、この「本」凝縮
されている、というかこの本をベースに作られているから、
この本を熟読すれば、いろんなことがわかってきます。

左足をスムーズにスウィングさせるために、
支え足である右足を使って「左足を送る」
そのためには、
「右足(支え足)の膝を、内側に使う!」
という説明で良いかと思います。
膝を内側に使う・・・ということは、
「右膝に、内旋力を掛ける」ということ。
この時、足の向きが内側になる(内股)になると
膝に内旋力(内側に引き寄せる力)が弱まるから、
内股はダメよ、常に、足を外側に向けておくように!
....ってのが日本の指導・・・・だよね。
長くなりましたが、
【青】は「膝の外旋力」を使っている(内旋力はNG)
【赤】は「膝の内旋力」を使っている(内股はNG)
あきらかに、膝の使いかたが、正反対です。
世界には、WDCとか WDSFとか WDO とか、
いくつかの組織があるみたいですね。
そして、優秀なコーチャーが山ほど居るはずです。
だけど、世界の優秀なコーチャーは、誰一人として、
日本人プロ教師の「膝の内旋力」を使うような踊り方、
および、「膝の内旋力」を叩き込むような指導を
行なっていることに関し、一言も触れない。
誰一人として、一言も触れようとしない。
なぜでしょう? なぜ、触れようとしないのでしょう?
わかりません。
【青】と【赤】の違いは、優秀なコーチャーた見たら
すぐにわかりそうなもんだけど。。 不思議ですね!
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