今日のお題は「内股(うちまた)」ではなく
「内股」と「内旋」と「内旋力」の根本的な違い。
社交ダンスで、着目すべきなのは
「膝(ひざ)を内側に回転させようとする力」
の有無。単純に言えば、両膝が「向こうとする」方向かな。
「プロ教師」と称する人は、この違いに
決して、触れないし、触れようとしない。
今日は、簡単なイラストから、いってみましょう!

多くの人は、通常【6】のような立ち方をする。
社交ダンスは、両足の親指を揃えて【3】の立ち方を指導されるので
社交ダンスは「普段よりも内股」で、
両方の膝(ひざ)は正面を向けて立つ。
と受け取られやすい。
ところが、【7】のような開脚をベースにして、
足を揃えるようにすれば、話しが大きく変わってくる。

開脚して、踵(ヒール)を浮かしてから、
「外くるぶし」に体重を掛けると、
自然に足が回転して、足の向きは並行になる。
このとき、靴の(ヒール)には体重が掛からない。

この立ち方というか、この支え足の動きは、
もともと、開脚(膝の向きは、正面ではない)をベースにしているので
支え足の「外くるぶし」の体重が弱くなるだけで、
【3】のように、自然に支え足が外側に回転する。
(適度に、内くるぶしに体重をかけるだけ)
じゃぁ、比較対象として、これはどうでしょう?

右足に体重を掛けた(おそらくベタ踏み)
【8】の時点で、左肩を前に出してます。
【8】から【9】で、後ろ足を引き寄せる際
「両方の膝を、内側に引き寄せる力」が
掛かっているように見えますし、やってみると
思いっきり、内側に引っ張られます。
足の向き「内股」どころか「少し外股」だけど、
強烈な「膝を使った内旋力」が掛かります。
これが、
「地元を叩き出され、マトモに練習すらできない人間」
と、
「日本の元チャンピオン」との、考え方の違い。
社交ダンスを踊るときの「原点」の違いだと思います。
はっきり言えることは、日本の競技会では、
このあたり、完全「ノーチェック」だということ。
そして、「内股/内旋」と「内旋力」が混同され、
結果として「膝を使った内旋力」が推奨されて、
圧倒的な市民権を得ているであろう...ってこと。
「プロ教師」と称する人は、この違いに
決して、触れないし、触れようとしない。
こういうのって、基本中の基本だと思うんだけど
プロ教師が、なぜ、触れようとしないのか、不思議です。
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