社交ダンスには、良くも悪くも(←これ重要)、
「音楽」という要素が入ってきます。
というか、「カウント」という呪縛から逃げられない。
それが、社交ダンス。
で、
よくあるのが(日本のプロ教師の指導の典型)
左手と右手を連動させ、手と足を分離して
胴体の筋肉を動かして、号令を掛けて取る方法。
それって、本当に正しいのか? 検証する。
頭を柔らかくするための、発想の転換。
これは、だれでもよく知っている(知らない人はいないはず)
カノンという曲。
この曲、考えた人(作った人)は、天才だと思う。
うまく説明しているのが
「衝撃!パッヘルベルのカノンに隠された秘密!」という動画
この曲は、「基本4パターンの和音(3音同時×4)」を
左手で、ひたすら、繰り返しています。
この、左手の「基本4パターン」が、しっかりしていれば、
右手で、適当にいろんなキーを叩きまくっていても、
それなりに、ちゃんとした曲に聞こえる。
もし、社交ダンスの音楽表現は、「踊る人」は「演奏する人」
で同じことをするのが「理想」だと「仮定」するならば、
社交ダンスにおいても、
左手で、しっかり確実、正確に「カウント」を取って、
右手で、音楽やダンスの「味付け」をすれば良い。
という考え方が、芽生えてくると思います。
ちなみに、「カノン進行」とか言ってる60曲。
左手(青色)は、ほとんど同じ4パターンの繰り返しです。
違うのは、右手の味付け。
左手(青色)が同じでも、右手の使い方を変えれば
まったく「違う曲」に変身する。
左手でカウント・・・というか、リズムと取る。
右手を変えると、表現が変わり、フィガーも変わる。
そんな考え方の踊り!、面白いと思います。
どうですか?
社交ダンスのプロ教師は、生徒が初心者の頃から
背骨を軸としたホールドで、カラダを固めて
左と右で一つのリズムを取らなければいけない
という先入観を植え付けています。
実際、右手でカウントを取って、
(利き手が右手だと、右手でカウントをとることになる)
左手を固めておくと、とても窮屈な踊りになります。
日本の社交ダンス、それで、いいのでしょうか????
これからダンスを始めようとする、将来のある人たちに対して
プロ教師による、「昔ながら」の音楽の取り方が、
この先も、ずっと叩き込まれていくのでしょうか?
動画のピアノの鍵盤を、じっと眺めながら、ダンスについて
いろいろと、考えてみると、なにが見えてくると思います。
ピアノだと、カウントは「青」、音楽の味付けは「緑」。
ダンスにも、そういう感覚が、あってもいいはずです。
どうでしょうか?
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