社交ダンス、スタンダードのホールドでは、
腕は動いていないように見えるので、
「誰もが、同じように踊ってる」ように見えるけど
明らかに、「違う踊り」というモノが存在する。
どちらの先生に習うかで、生徒の運命が変わる。
(A)「手足独立派(腕固定)」の先生の踊り
腕を固定して(あるいは腕を完全に固定させる意識)で
胴体部分の筋肉を、積極的に変化させながら
下半身(足)を動かして踊る。
胴体についている、○○筋とか□□筋とか、
クソ難しい筋肉を、脳からの司令でダイレクトで
動かそうとするので、わかりやすく「生徒の受け」がいい。
2本の足でまっすぐに立った姿勢で、
「胴体の筋肉をダイレクトに動かす」ためには、
腕(肩~手の指先)を固定する意識、が重要である必要である。
胴体の筋肉を(脳からの司令で)ダイレクトに動し、
手と足を独立してバラバラに動かす訓練をするとで
(スタンダードでは、腕の筋肉は固定しておく)
「表現可能な動き」は「無限」に拡大される。
(B)「手足連動派」の先生の踊り
スタンダードは腕を固定しているように見えるけど
実際には腕のほとんどの筋肉は、常に動き続けている。
腕を持ち上げて、肘の位置を固定することによって
「手(腕)の筋肉と、足の筋肉を連携」するとともに
手(てのひら)の微妙な変化が、足(つちふまず)に
伝わりやすくなる。
手と足が連動した動しない動きを「×:NG」として
「手と足が連動した動き」を徹底して追求していけば、
人間として無理の無い、自然な動きが出来てくる。
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社交ダンスにおいては、あきらかに
「手足独立(腕固定)派」の先生と、
「手足連動派」の先生がいる。
地方(田舎)においては、
先生(特に女の先生)を選ぶという選択肢が少ないため
「手足連動派」は、絶滅危惧種とされるのが現状だな。
人間のカラダは、手と足が連動するように作られている
(4本足の動物は、明らかに手と足が連動している)
が、日本の社交ダンス(特にスタンダード)では、
まずは、「腕を固定させるための猛特訓」を行なうため、
いろいろと、「不可解な現象」が起こりえる。
日本の社交ダンス(スタンダードの指導)は、
「手と足は連動する」という感覚を麻痺させる
ことから、始まっている
・・・と考えると、いろいろ疑問が湧いてくる。
手と足との連動する感覚を、麻痺させて
胴体と下半身の筋肉だけで動く
その方が、単純明快なので、そこに、たくさんの高齢者が集ってくる。
もうけ主義のプロ教師としては、
これでいいのかもしれないけど、
虚しいというか、絶望的というか。
ほんとうは、これらの違いを、
説明していったほうが、興味を持つ人は多いはずなのに・・・
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