これ、憶測の部分が多いけど、たぶん間違っていないはず。
もし、反論出来る人がいるなら、反論してみるといい。
社交ダンスの個人レッスンにおいては、
男性の生徒は、女性の先生に習うケースが多い。
なぜなら、男女が組むことで、女性の先生のカラダの動きに
合わせることが出来るから。
男の生徒は、女の先生と、ボディコンタクトを取ることによって
「女性のカラダの微妙な変化を読み取ること」が可能になる。
うまくいけば、女性の先生が持っている「技を盗む」ことが出来るかもしれない。
※「技」は、習うモノでは無く、盗み取るものである
で、、、、ここからが、社交ダンスの面白いところ。
スタンダードのホールドでは、
「女性の左手の掌(てのひら)の変化から派生する
ボディ全体の動きというものが重要だけど、
男性は、女性(先生)の左手の掌の変化を、
まったく、感じとることができない。」
というのがあります。
実際に
「女性の左手の掌(てのひら)の変化から
派生する、ボディ全体の動き」
というものが、実際に、存在するとしましょう。
じゃぁ、それを一流女性プロも、三流女性プロも、
初心者も、高齢者サークルのおばちゃんも、
みんな同じように使って踊っているのか?
・・・といえば、そんなことは、あり得ないはず。
ハイヒールを履いて、ネックを左後方に伸ばしている
スタンダードの女性のホールドにおいては、
左手の掌(てのひら)の形状を、すこし変化させるだけで、
ボディ全体を、大きく変化させることが出来る。
スタンダードの女性のホールドにおいては、
膝や腰、あるいは肩や腕を回転させるよりも、
左手の掌(てのひら)を、僅かに変化させたほうが
スムーズな動きを創り出すことが可能になる。
もちろん、左手の掌を変化させれば、ボディ全体が
スムーズに動くからと言って、それをしなければ
いけないという「法律」も存在しない。
ここで重要なのは、スタンダードでは女の先生が、
左手の掌(てのひら)を、僅かに変化させたとしても
習っている男の生徒は、女先生の左手の変化に対して
「まったく、気がつかない」ということ。
男の生徒は、女先生の左手の掌(てのひら)に
大きな変化が起きているのか、全く変化していないのか、
それすら、まったく把握できないということです。
もっとも、一流の先生になれば、
掌(てのひら)の変化を、完全に消し去って、
掌の筋肉を全く変化しない状態においても、
それなりのカラダの動きは作り出せるはず。
そうすると、完全に「技を隠した状態」になり、
男性が注意深く、掌(てのひら)の変化に着目して、
技を盗もうとしても、技を盗まれないであろう
・・・と。
スタンダードのホールドも、
サンバのウイスクも、
腕を持ち上げて、肘を固定したホールドで踊ります。
外見上は、鋼鉄の十字架で、腕や背中をカチンカチンに
固定して踊っているように見えたとしても、
掌(てのひら)や腕、背中の筋肉は、変化しているはずです。
スタンダードも、サンバのウイスクも同じはずです。
だとすれば、
腕の筋肉の変化から派生する動きとか、
掌(てのひら)の微妙な変化から派生する動き
というのがあるはずで、
それがあるから、自分の動きが相手に伝わり、
相手の動きが自分に伝わる。
でも、一流になれば、なるほど、
そういうものを、隠して、見えなくしてしまう。
日本のプロ教師の多くは、
「技」という「技」を、すべて封印しておいて、
「上半身をカチンカチンに固めて
姿勢が崩れないように、踊っていれば、
それが、最高のダンスなんだ」
みたいな教え方をする。
そんな教え方になんの疑問も感じずに、
それだけで、満足する人だけを集めて
集団を作るのが、一番、儲かるからな。
それが、日本のプロ教師だな。
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