うそはうそであると見抜ける人でないと
(掲示板を使うのは)難しい
2chあたりで、昔から言われている言葉だけど、
最近のテレビとかも、まさに、そんな感じだな。
「先生と呼ばれる人の言ってることは、すべて正しい」
「テレビの解説者の言ってることは、すべて正しい」
当然の如く
「ダンスの雑誌に書いてあることは、すべてタダ債医」
「すべてのダンス教師の言ってることも、すべて正しい」
と、鵜呑みにして信じ込んでしまう。
高齢者は、特に、その傾向が強い。
だからこそ、今まで「社交ダンスのプロ教師」という
ビジネスが成り立ってきたのかもしれない。
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「先生と呼ばれる人」の言うことを鵜呑みにして、
言われるままに練習すれば、一応、出来るようになる。
だけど、「それがすべて」であるかのごとく、思い込み、
他のモノ(他の意見)が、まるっきり見えなくなってしまう。
社交ダンスにおいても、そんなことが多いので、注意しましょう。
「先生の言うことを信じ込む」だけならいいけど、
問答無用で「なんでもかんでも、鵜呑みにして、信じ込んでしまう」と、
いろいろ厄介なトラブルの元になることも、少なくないわけで・・・
社交ダンスの例で、わかりやすいのが
OP(アウトサイド・パートナー)のカラダの動き。
自分の右足を、相手の外側に出して、進んでいく動き。
この教え方、先生によって、まるっきり違う。
【A先生のOPの指導】
OPは、左腕に向かって進め!
左腕に向かって左ボディを出せば、左腕は遠ざかる。
遠ざかる腕に向かって、左ボディを出せば、
左ボディがどんどん加速して、左サイドが先行する。
結果的に、OPに進み、相手の外側に足が出ていく。
【B先生のOPの指導】
右足を前・左足を後ろに立ち、足の裏を変化させないで
ボディを出せるところまで、どんどん前に出していく
(後退側は、倒れる寸前まで、ボディを後ろに引く)
このとき、「ヘソとヘソが向かい合う」ことを意識する。
(半身ズレでなく、真っ正面にヘソが来るような意識)
その姿勢から、後退側が前足を動かした(外した)瞬間、
前進側のボディは、勢いよくOPへ抜けていく。
両方を比べてみると、一目瞭然ですが
A先生とB先生は、言ってることがまるっきり違います。
当然ながら、ボディの使い方も、まるっきり違います。
ボディの使い方がまるっきり異なっているにもかかわらず、
一般人が、見ている範囲(外見上)では、どちらのOPへの
動きも、「似たような動き」に、見えてしまいます。
じゃぁ、A先生の男生徒と、B先生の女生徒で、
組ませて踊らせたらどうなるか?
おそらく、マトモに踊れません!!
激しい拒絶反応が起きることが、予想されます。
お互いが、「自分は、一流の先生に習っているのだから、
自分の踊は正しいのだ! 間違っているのは相手なのだ!」
と思い込みます。
そして、相手(および、相手の先生)への罵倒が始まります。
「日本のプロ教師の教える社交ダンス」なんて、ろくなもんじゃない!
カネを貰って教えてるんだから、自分のダンスは完璧に正しい!!
生徒にそう思い込ませるところから、指導をスタートしているからです。
「自分のやってることは、絶対に正しい」と教え込むだけで
「他にも、踊り方がある」ということを、教えない。。。。
一つの答えを見つけたら、それで「答え探し」を終えてしまう。
二つ目、三つ目の、もっといい答えがあるかもしれないのに、
一つ目の答えが「絶対に正しい、唯一の答えだ」と信じ込む。
だんだん、視野が狭くなっていく。
日本の「プロ教師による社交ダンスの指導」って、こんなのばっかし。
だから、小さい集団を作って、気にいらないやつを排除しようとする。
日本の社交ダンスにおいては
複数ある答えの中から、競い合って、いちばん理想的な答えを
探し出そうとする・・・・ということを、誰もやらない。
考え方の違う人同士で、競い合うやるから、面白いはずなのに、
議論はしない、競い合いもしない。 似たような人たちで競い合う。
「先生」と呼ばれる人の言うことを、なんでもかんでも
鵜呑みにしていると、どんどん視野が狭くなってくる。
テレビばっかり、みていると、思想が偏っていくのと同じ。
いろんな意見を聞いて、広い視野で、社交ダンスを見ていく方が、
いいと思います。
どうでしょうか?
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