社交ダンスのスタンダードの女性のホールド
かなり特徴な姿勢でありながら、バランスの取り方について説明している人は少ない。
簡単に言えば「女性のネックは、左に伸ばす」で良いかと思います。
このとき、
ヘッド(あたま)ではなく、ネック(くび)という表現を使っている
ことに着目する必要があります。
では、昔の踊りは、どうなっていたのか?
NHKの趣味講座 ダンスダンス での篠田学先生の踊りをみれば一目瞭然。
女性の姿勢は「垂直」であり、女性のヘッド(あたま)は両足の真ん中。
日本の社交ダンスの動き(男性・女性とも)の基礎は、
「女性の姿勢が垂直なホールド」をベースにして作られてきている
と考えるべきだと思います。
ところが、今は違う。
高齢者サークルとかでも、「女性のヘッド(あたま)を左」と教えてますね。
女性の頭が垂直になると、「あたまが邪魔」といって、男性が女性の頭を
左側に押して、女性の頭を強制的に左に倒させている場面をよく見かけます。
日本における、最近の模範的な指導は、こんな感じだと思います。
檜山先生の言うとおりに、
「頭の重みは左へ、骨盤の重みを右へ」
という姿勢を保ちながら、踊り続けることが出来るのでしょうか?
日本における指導のほとんどは、
「ネック(くび)は左を伸ばす」
ではなく
「頭の重みを左へ」
なのですね。
ほんとうに、それでよいのでしょうか?
社交ダンスをやっている女性の方々は、
「頭の重みを左」においたまま
「右足で立って、左足をスウィングさせる」
ことが出来るのでしょうか?
これは、推測の域ですが、
日本の社交ダンスは、「女性が垂直に立っている姿勢」の時に、
全国的に普及たのだと推測できます。(NHKのレッツダンス参照)
そのあと、世界的に、女性の「ネックが左」に変わってきてているのに
男性側の「踊りの基礎」は全く変わらず、女性は「頭の重みを左」に変わってる。
この点に、疑問点を持つ人は、いないのでしょうか?
|