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連載「社交ダンス 超!入門」シリーズを読んでいただき、ありがとうございます。
社交ダンスは、ダンスシューズを履いて踊ります。
ダンスシューズによって、足の裏の動きや土踏まずのアーチ、そして、足の裏の動き・土踏まずの動き、足に対する体重の掛け方が変化します。
社交ダンスを学べば、足の裏の変化・土踏まずの変化を、比較しながら的確に学ぶことができます。
すべての武道・すべてのスポーツ、およびすべてのダンスを練習している人に取っても、とても有益なはずです。
このダンスシューズ、靴の土踏まずとヒールの部分が堅い板で固定されていて、曲がりません。
このシューズを履いて、社交ダンスを踊るときのフットワークを想像してみて下さい。
靴底が曲がらない靴・・・だったら、スキーの靴でアスファルトの道を歩くのと同じだな!
というわけで、たぶん、こんなのを想像するはずです。
(足の)土踏まずと、(手の)てのひらは、連動することが多く、しかもてのひらのほうが自由度が高いので、右手(または左手)にダンスシューズを嵌め込んで、ダンスシューズを動かしてみるとわかりやすいです。
歩く時には、しっかりと踵(ヒール)から順番に、床に着地して
足の裏全体を使って、しっかりと、床を踏み込んでから、
踵(ヒール)を持ち上げて、母趾球や、つま先に体重を移していく。
これこそが、社交ダンスの基礎の基礎。毎日、欠かさず練習しましょう!
社交ダンスは、一歩一歩、支え足の上に「のる!」「乗る!」「載る!」
土踏まずを押し潰して、一歩一歩、足の裏全体で、床を踏みつける!
それを実践するためには、「靴の底が曲がらない靴」こそが、最適です。
日本のプロが教える教師が教える、いわゆる「日本の社交ダンス」のカリキュラムは
「子供から高齢者まで、初心者からチャンピオンまで、
まったく同じ基礎を使って、みんなで楽しく社交ダンスを踊りましょう。」
という考え方に基づいた指導になっているはずです。
なので、日本のプロ教師が教える「社交ダンスの指導」は、ほぼ確実に、このフットワークを基本にして、多くの生徒に社交ダンスを教えているかと思います。
ただし、注意して観察つべきことは、
「教える側の「プロ教師」自身は、ほんとうに、このフットワークで踊っているのか?」
「競技会のプロフェッショナル部門で勝ち抜いてきた人たちは、ほんとうに初心者と同じフットワークで、競技会のフロアーに立っているのだろうか?」
ということです。はっきりいって、疑問です。
靴の底が曲がらない靴というのは、土踏まずを押し潰して、足の裏全体床を踏みつける感覚を養うときには、効果的です。でも、それと反対に、土踏まずのアーチを最大化させるときにも、「靴の底が曲がらない靴」は最適です。
足の指先~母趾球のあたりで床を押すときには、どうすればよいでしょうか?
社交ダンスでは、「ボールの上に立つ」といって、これが基本の立ち方になります。
てのひらを使って、床を押してみると、わかりやすいです。
てのひら(足の土踏まずに相当する)を丸めて、カラダの中に引き込んでやると、
指先で床を押さえる力が強くなって、手首が持ち上がります。
ダンスシューズの中に右手を嵌め込んで、てのひらの丸みを調節すると、
靴の踵(ヒール)の部分が、上がったり下がったりするはずです。
「靴の底が曲がらない」ダンスシューズであれば、「土踏まずのアーチ」を作った際に
足の踵(ヒール)の部分と、靴の踵(ヒール)の部分が離れません。
そして、土踏まずのアーチを作ると「足の裏と靴の間に、土踏まずの空間ができる」ということになります。
この靴の使い方は、
「踝(くるぶし)に体重を掛け、土踏まずのアーチを作って、母趾球(ボール)に立つ」
という考え方を元にしています。
ダンスシューズを選ぶときに、「普段よりも小さい靴の方が良い」という先生がいます。
「足の指が伸びずに、丸まったままの方がいい」という先生もいます。
「スタンダードの靴は、柔らかい靴よりも、カチンカチンな靴がいい」という先生もいます。
それらの先生の主張は、いったい、なにが根拠なのでしょうか?
それらの先生の言ってることは、本当に正しいのでしょうか?
ダンスシューズを選ぶときの基準として、「窮屈・ちょうどいい・ガバガバ」という基準だけでは無く
「土踏まずのアーチが作りやすいか? 足の裏と靴と間で、土踏まずの空間が作りやすいかどうか?」とう観点で、ダンスシューズを選んでみるのも一つの方法だと思います。
「土踏まずのアーチが作りにくい靴」では、土踏まずのアーチを作ろうとすると、足の裏の踵(ヒール)の部分と、靴の踵(ヒール)の部分が放れてしまい、靴から足の踵(ヒール)が浮き上がろうとします。
「土踏まずのアーチが作りやすい靴」では、足の裏と靴が、離れにくくなっているように思います。
「足の裏と靴が離れないように、靴の紐をキツく締めればいいじゃないか!」という話もありますが、一概には言えません。 靴の紐をキツくしめると、「土踏まずのアーチ」が作りにくくなってきます。
この話を、突き詰めていけば、
「土踏まずのアーチ押し潰して、足の裏全体でベタ踏みする」
のがいいのか
「土踏まずのアーチを作って、足の裏と靴の間に、土踏まずのアーチを作る」
のがいいのか、
・・・・という議論になってくるはずです。
それこそが、社交ダンスの基礎であり、社交ダンスの原点。
原点は、「靴」なんですね。
でも、プロの先生は、そんなこと教えない。 何故だと思いますか?
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