管理人ブログへのアクセス、どうもありがとうございます。
連載「社交ダンス 超!入門」シリーズを読んでいただき、ありがとうございます。
今回も「靴と土踏まず」について、話を続けていきます。
社交ダンスは、ダンスシューズを履いて踊ります。
ダンスシューズによって、足の裏の動きや土踏まずのアーチ、そして、足の裏の動き・土踏まずの動き、足に対する体重の掛け方が変化します。
社交ダンスにおける足の裏や土踏まずの変化とカラダ全体との関連性は、とても優れており、かつ繊細なもの。これらを知って貰うことは、あらゆるスポーツ・あらゆる武道、そして社交ダンス以外のダンスにおいても有益なはずです。
なので、社交ダンスの足の裏の使い方を多くの人に知って貰って、スポーツや武道に役に立てて欲しいと思います。
それと同時に、多くのスポーツや武道をやっている一人でも多くの人に、社交ダンスに関心を持って欲しいと思います。
本題に入ります。
前回は、土踏まずの部分が超!柔らかくて「ふにゃふにゃ」なダンスシューズを紹介しました。
この靴は、裸足の足の裏に、「靴の黒いヒールの部分」を両面テープで貼り付けたような感覚です。
足の裏や、足首、足の甲の部分だけを変化させれば、わりと簡単に「土踏まずのアーチ」を作ることができます。
足の裏のアーチを変化させると、靴全体が変化します。
まさに、「足と靴が一体化」した感じです。
土踏まずのアーチを作った場合、「足の裏」と「床」との間に空間(空洞)ができるイメージになります。
そして、持ち上げるべく土踏まずの位置を変化あせると、足が回転して、カラダが回転します。
この際、「足と靴は一体化」しているので、足と靴は、同時に回転する感じになります。
では、こちらのダンスシューズを履くと、どうなるでしょうか?
こちらのシューズの土踏まずと踵(かかと)の部分は、固い板(金属板?)で固定されており、
まげようとしても「まったく曲がらない」ように作られています。
これにより、「足の裏の後ろ半分」というか、「足の裏の土踏まずをぐるっと囲んでいる部分」は、つねに「固定された固い板」と接していることになります。
言い換えれば、このシューズを履くことにより「足の裏に、固定された固い板が貼り付いている」ような感覚になります。
このシューズにおいても、土踏まずのアーチを作ると、土踏まずの下に空間(空洞)ができます。
この足の裏の空間は、「土踏まずと床との間に、空間を作る」という感覚では無く、
「『土踏まず』と『靴についている固い板』との間に、空間を作る」という感覚になります。
(ここが、前回紹介したシューズとの決定的な違いです。)
常に、「土踏まず」の下に「靴の固い板」が貼り付いていているので、
床に接している「支え足」だけでなく、床から離れている「動く足」に対しても、
「土踏まずと靴の堅い板との間に、アーチによる空間」を感じながら、足を動かすことができます。
さらに、土踏まずのうち、持ち上げる位置を変化させると、足が回転して、カラダ全体が回転するのですが
この時の感覚(というか意識)は、「足と靴を同時に回転させる」感覚にはなりません。
「まっすぐ進んでいく靴の中で、足を回転させる」ことで、カラダが回転するという感覚になります。
足の裏(踵と土踏まずの部分)に固い板が、「常に貼り付いたまま」という感覚というのは、
裸足で歩いてるときや、やわらかいスポーツシューズを履いている時には、体験できないと感覚だと思います。
大きな歩幅で進むことが出来、それでいて、ふらつかずにバランスを保つことができるのも
このダンスシューズの「踵とつちふまずの部分の固い板」に秘密がありそうです。
次回は、このダンスシューズで「土踏まずのアーチ」を使うと、どういう利点があるのか?
正直、このシューズ、すごいです!!
次回は、詳しく説明していきます。
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